キッズコーディネーショントレーニング
2021/09/13
須磨区/月見山/楽しみながら運動ができる習い事
K-3(けーすり)です。
私は、キッズコーディネーショントレーナーとして、子供たちと一緒にレッスンを楽しんでいます。
いま、コーディネーショントレーニングが注目されています。トレーニングというと、筋トレのような筋肉を鍛えるトレーニングを想像しがちです。しかし、コーディネーショントレーニングは違います。神経に刺激を与えるトレーニングなのです。
「子どもの運動神経をよくしたい!」と考える親御さまは少なくないはず。ぜひ、コーディネーショントレーニングを取り入れてみてください。今回は、「コーディネーション能力」をご紹介します。
コーディネーションとは
コーディネーションとは、1970年代に旧東ドイツで生まれた、アスリートの運動能力向上のための理論です。コーディネーション(coordination)は、日本語にすると「調整」「一致」といった意味になります。ですから、コーディネーション能力とは、状況に合わせて「体の動き」や「力の加減」を調整する能力と言えるでしょう。
私たちの体がスムーズに動くのは、脳と神経が連係しているからです。脳は目や耳から入った情報をすばやく処理して、全身に張り巡らされた神経系(神経回路)に電気信号を送ります。つまり、脳は「どう動くのか」を筋肉に伝えているのです。
脳と体、あるいは体の部位と部位の「神経回路」がしっかり連係しているほど、電気信号は速く、正しく伝わります。これによって体がスムーズに、そして自分の思い通りに動かせるようになるのです。
「運動神経がいい」とか「運動センスがある」なんて言うことがありますよね? 自分の体を自由自在に動かせる「運動センス」の正体は、コーディネーションだったのです。
コーディネーションの「7つの能力」
コーディネーション能力は、「定位能力」「反応能力」「連結能力」「識別(分化)能力」「リズム化能力」「バランス能力」「変換能力」という7つの能力に分けられます。この7つの能力は、それぞれが個別なものではありません。何かの動作や運動をするときは、7つのうちのいくつかの力がお互いに連動して、体を自分の思ったとおりに動かしているのです。
それぞれの能力をひとつずつ確認していきましょう。
◆定位能力
相手や味方、ボールなどと自分の位置関係や距離を感じる力、把握する能力
ボール投げであれば、相手が1メートル先にいるのと、5メートル先にいるのとでは、必要な力が変わってきますよね。その判断をする力が定位能力です。
(例)縄跳びで回る縄を跳び越す、人とぶつからずに走る
◆反応能力
合図にすばやく、正確に対応する能力
音や人の動きなどの情報をすばやく察知して、正しくスピーディーに動き出す力です。
(例)短距離走で合図と同時にスタートがきれる、速いボールに対して体が動く
◆連結能力
関節や筋肉の動きをつなげ、スムーズに動かす能力
いくつかの異なる動作をスムーズにつなげて、流れるような一連の動きにする力でもあります。
(例)移動して、ボールを取り、そして投げるまでの動作がスムーズにできる
◆識別能力
手や足、用具を意のままに操作する能力
力を入れる、すっと力を抜く、徐々に力を入れるなど、必要なときに必要なだけの力を出力する “器用さ” のことです。
(例)バットやラケットをコントロールする、ボールを速く投げたりゆっくり投げたりする
◆リズム能力
タイミングを計ったり、動きをまねしたり、イメージを表現する能力
目で見た動きを、自分の体でできる力です。この能力がないと動きがぎこちなくなってしまいます。
(例)パスがタイミングよくできる、縄跳びで一定のリズムで跳べる
◆バランス能力
必要な体勢を保つ能力
体勢が崩れたときに、立て直すことができる力であり、不安定な物の上や空中で体勢を保ち、動ける力です。
(例)スノーボードに乗る、空中でボールをキャッチして乱れずに着地する
◆変換能力
状況に合わせてすばやく動作を切り替える能力
急な変化に対して、適切な動きをとれる力です。状況判断、身体操作、定位能力、反応能力などが複合的に関わっています。
(例)並走している相手がダッシュをしたら自分も速度を上げられる、バウンドが変わったボールを捕球する。
この能力を伸ばし、いろいろな事にチャレンジできるようにサポートしています。
興味のある方は、無料体験にお越しください。子供たちの笑顔をつくるレッスンををテーマにやっています。